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カー娘勝てたのに…/カーリング

日本対カナダ ストーンを投じ、指示を出す近江谷(撮影・たえ見朱実)
日本対カナダ ストーンを投じ、指示を出す近江谷(撮影・たえ見朱実)

<バンクーバー五輪・カーリング女子>◇17日(日本時間18日)◇五輪センター

 女子1次リーグで、世界ランク9位の日本代表のチーム青森が、同1位のカナダに惜敗した。6-5とリードして迎えた最終の第10エンド。不利な先攻だった日本は1失点に止めて延長戦に持ち込もうとしたが、サード近江谷が2投目を相手コースを妨害する日本ストーンに当てるミス。スキップ(主将)目黒もショットに苦しみ、2失点で6-7と逆転負けした。近江谷は「大事なところでショットが決まらなかったり、点数を逃したのはこちらのミス」と悔しがった。

 世界1位を相手のホームで撃破のチャンスに、最後の詰めでミスが出た。5-4で迎えた第8エンドも、先攻ながら本橋の好ショットでハウス(円)中央付近には日本ストーンが2つ。2得点を挙げる好機だったが、目黒が2投目で相手コースを妨害する位置にストーンを置けず、カナダに1点を許した。正確性を示すショット率はカナダのスキップ、バーナードの75%に対し、目黒は54%。「チャンスがあったけど自分のミスが多かった。大事なところでミスしては勝てない。(カナダと)もう1度戦って勝ちたい」と唇をかんだ。

 1次リーグ2戦を終えて1勝1敗。日本時間の19日午前7時からは、昨季の世界選手権で初優勝した世界ランク4位の中国と激突する。今季は3勝4敗とほぼ互角で、「世界女王」という肩書にも怖さはない。準決勝進出への重要な戦いに向けて、阿部監督は「やり慣れた相手。気後れなくいける」と、自信ありげだった。

 [2010年2月19日8時47分 紙面から]


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