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強すぎ金妍児SP世界最高点/フィギュア

観客の大歓声に笑顔で応える、SPで首位の金(共同)
観客の大歓声に笑顔で応える、SPで首位の金(共同)

<フィギュアスケート:スケートアメリカ>◇2日目◇14日◇米レークプラシッド

 女子ショートプログラム(SP)で、浅田真央(19=中京大)のライバル金妍児(19=韓国)が、自身の歴代世界最高得点76・12点を更新する76・28点でトップに立った。完ぺきな演技を披露し、2位フラット(米国)に17・48点の大差。15日(日本時間16日)のフリーを終えて総合4位以内ならGPファイナル(12月3日開幕、東京)進出が決まる。村主章枝(28=AK)は56・04点で4位発進。男子はフリーを行い、世界王者ライサチェク(米国)が優勝し、南里康晴(24=ふくや)は9位。

 両手で拳銃を撃つような決めポーズをつくって演技を終えた金に、観衆は総立ちになった。流れるような2連続3回転ジャンプを皮切りに、すべての要素でジャッジから出来栄えで加点を引き出し、SP歴代世界最高得点となる76・28点。「得点にはすごく驚いたし、うれしかった。初めは世界歴代最高得点とは気付かなかった」と話し、余裕の笑顔で答えた。

 映画「007」の音楽に乗り、スパンコールを大量にちりばめて肩を露出した衣装で「ボンドガール」を演じた。セクシーかつ優雅な演技は、浅田を2位に退けて優勝した10月の今季初戦フランス杯(SP)を0・2点上回る完成度の高さだった。「今季初戦のSPが完ぺきだったから緊張していたが氷に乗ってからは落ち着けた。エキシビションのように楽しんで滑ることができる」。オーサー・コーチも「それ(緊張)に対処できる資質を証明した」と、精神的な成長を感じ取っていた。

 男子並みの得点に、世界王者のライサチェクも「女子の域を超えている」と驚いた。記者会見では「あなたに限界はあるのか」という質問まで飛びだした。3月の世界選手権では女子初の総合200点超え。フランス杯ではフリーで予定したジャンプを1つ跳べないミスがあったにもかかわらず、フリーと総合の世界歴代最高をそれぞれ塗り替えた。優勝争いやGPファイナル進出は焦点ではない。フリーでどこまで得点を伸ばすかに興味が集まる。

 [2009年11月16日8時28分 紙面から]


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浅田真央


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