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Figure Skatingヨナ圧倒的Vも死角あり/フィギュア
<フィギュアスケート:スケートアメリカ>◇最終日◇15日◇米レークプラシッド
世界女王の金妍児(19=韓国)が今季初めて転倒するなどミスを連発した。ショートプログラム(SP)で歴代世界最高得点を出した前日14日から一転、フリーは精彩を欠いた。総合で3戦ぶりに200点に届かず187・98点。フリーはフラット(米国)に次ぐ2位の111・70点と平凡だった。GPファイナル(12月3日開幕、東京)進出は決めたが精神面の弱さを見せ、来年のバンクーバー五輪で日本勢がつけいるすきがありそうだ。
完ぺきな演技を続けてきた金が、ついに乱れた。冒頭の2連続3回転の後半ジャンプで着氷が乱れて回転不足となると、続く3回転フリップで今季初の転倒。会場は静まりかえった。後半には3回転ルッツの踏み切りを失敗。相次ぐミスに、これまで平均8点以上だった表現力を示す5項目の得点もオール7点台にとどまった。金が制した10月のフランス杯で、浅田真央のタラソワ・コーチが「機械のよう」と驚いた、正確な演技は影を潜めた。
金も人の子だった。演技直前には氷上でスケート靴のひもを締め直した。「少し緩いと思って。ちょっとしたことだけど気になって集中力を欠いた」と、わずかな変化で狂いが生じてしまった。フリーの111・70点は、06年スケートカナダに次ぐシニアでワースト2番目。総合187・98点は、前戦フランス杯より22・05点も低かった。
金は「SPが完ぺきだったしフランス杯で高得点を出していたので、周囲の期待が重圧になった。緊張しすぎた」と振り返った。地元韓国で開催された昨年12月のGPファイナルでも、期待が重圧となり2位。ファイナルを除くGPシリーズ7連勝の女王でも、精神面で課題を残していることがはっきりとした。
[2009年11月17日9時6分 紙面から]
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