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フリースタイル

Freestyle Skiing
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競技メモ

フリースタイルとは

 モーグル、エアリアル、スキークロスの3種目がある。こぶ斜面を滑り降り、途中でエアを行いスピード、ターン技術を競うモーグル、エア技術だけを競うエアリアル、複数人がキッカーやウエーブのあるコースを滑走して速さを競うスキークロスがある。

ルール

  • モーグル

    雪面に人工的に規則的なこぶが配置された急斜面での滑走を、高いターン技術、エア演技、ハイスピードの3要素で審査する。採点配分はターンが全体の50%、エア、スピードが各25%。それぞれの得点合計で順位が競われる。
  • エアリアル

    空中演技を競うスキー競技。55メートルの助走後、高さ約4メートルのジャンプ台を使って空中ジャンプしり、回転やひねり技の高さと距離、空中姿勢、着地のきれいさなどを競う。
  • スキークロス

    全長1キロ程度のコースを、4人または6人の選手が同時にスタート。バンクやウエーブ、ジャンプなどをクリアしながらゴールを競う。トーナメント形式で行う。W杯は02~03年シーズンから実施され、世界選手権では05年から採用されている。

競技の見どころ

 モーグルでは滑降・スーパーG・大回転は「3D」と呼ばれる宙返りや回転が取り入れられエアに注目が集まるが、最重要なのはターン。滑らかに正確にコブを乗り越え、早くフィニッシュラインにたどり着くことが基本だ。エアリアルは派手な2、3回転やひねりを加えたアクロバティックな演技が見どころ。水泳の飛び込みや体操の跳馬のスキー版とも言える。

歴史

 1930年代にノルウェースキーのトレーニングの間にアクロバットを行ったのが始まりとされる。50年代にアメリカでプロスキーヤーによるパフォーマンスが行われ、66年には米ハンプシャー州で初の競技会が開催された。79年に国際スキー連盟よりフリースタイルスキーが正式種目として承認。80年からワールドカップが開催され、86年にはフランスで初のフリースタイルスキー世界選手権も開催。88年にカルガリー五輪で公開種目として行われ、92年のアルベールビル五輪からは正式種目になった。

日本代表選手とライバル

 女子モーグルの上村愛子(29)の五輪初の金メダルに期待がかかる。過去3度の出場も表彰台には届いていない。98年長野五輪7位、02年ソルトレークシティー五輪6位、06年トリノ五輪5位と着実に順位を上げている。3Dエアに取り組んだトリノ五輪ではエアの得点が高いが、ターンやタイムが伸びきらず5位。優勝した09年世界選手権は、五輪の時よりも難度を落としたエアの得点は落ちた。その分、ターンに磨きがかかり、タイムもアップした。昨年3月の世界選手権で2冠に輝き「世界女王」として望んだ今季W杯は成績に波がある。本番レースでは持ち前の集中力を爆発させる。

 10年バンクーバー五輪で、スキークロスが新種目として採用される。日本女子の第一人者、福島のり子(30)は、アルペンスキーの選手だったが、スキークロスに転向。昨年10月のスイス合宿中に右手首を骨折したが、今年1月のW杯3戦目では8位入賞など復活。期待がかかる。



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