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IOC会長、リュージュ選手事故死に涙

 12日、バンクーバー冬季五輪リュージュ男子1人乗りの公式練習でグルジア選手が事故死したことを受けて記者会見した国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長と大会組織委員会のファーロング最高経営責任者(CEO)は、開会式の当日に起きた悲劇に何度も言葉を詰まらせた。

 ロゲ会長は眼鏡を外して目頭をぬぐうと「平静を保つのは難しい」と涙声で切り出した。「情熱ある若い選手が命を落とした。彼には五輪に出たいという夢があった。厳しい練習を積んで、致命的な事故に遭った。言葉を失っている」と絞り出すように言った。

 ファーロングCEOは「こんな報告をする立場になって非常に残念だ。準備していなかったし、準備する必要があるとも思わなかった」とすすり上げた。悲嘆にくれる家族や仲間を「(親切さが身上の)最もカナダらしいやり方で支援していく」と話した。

 質疑応答では高速コースの危険性や今後の日程変更について質問が出た。しかしロゲ会長は「調査結果を待ってから」と明確な答えを避け、最後は「今は悲嘆する時で、議論は先でいい」の言葉を合図に会見は7分足らずで打ち切られた。

 [2010年2月13日9時8分]


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