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岡部崖っぷち ラージヒルも落選

 スキー・ジャンプで日本選手団の主将を務める岡部孝信(39=雪印)が、がけっぷちに立たされた。18日、個人ラージヒル(HS140メートル、K点125メートル)に出場する日本の4選手が決定。葛西(土屋ホーム)伊東、栃本(ともに雪印)竹内(北野建設)で臨むことになった。13日のノーマルヒルに続き、ベテランがメンバーから外れた。岡部は「こっちに来てからのジャンプでは仕方ない」と険しい表情を見せた。

 18日の公式練習では、初めて130メートルを飛ぶなど飛距離は伸びてきたが「いまひとつ」と内容に納得していない。ウィスラーのジャンプ台は午前中は不利な追い風が吹く傾向にある。斉藤監督は「追い風では、今の岡部では厳しい」と説明。風向きを考慮に入れて出場メンバー4人を決めた。

 これで団体の出場も難しくなった。団体が正式種目となった88年カルガリー大会以降、ノーマルヒル、ラージヒルともに落選して出場した日本人はいない。また、冬季五輪で主将が出場の機会がなかったことは1度もない。岡部は「寂しいけど、これも自分がやってきた結果。仕方がない」と落胆の色がにじんでいた。

 昨季の世界選手権は個人2戦で振るわなかったが、団体で復活、銅メダルの原動力となった経緯がある。ベテランの復活なくしては、団体での3大会ぶりのメダルも遠のいていく。

 [2010年2月20日7時35分 紙面から]


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