このページの先頭



ここからこのページの本文


スピードスケート

Speed Skating
  1. トップ
  2. ニュース
  3. 写真ニュース
  4. 結果
  5. 選手名鑑
  6. 競技メモ

条治スランプ脱出大会新V/Sスケート

男子500メートルで優勝を決め、笑顔でガッツポーズする加藤(共同)
男子500メートルで優勝を決め、笑顔でガッツポーズする加藤(共同)

<スピードスケート:全日本距離別選手権>◇初日◇23日◇長野・エムウエーブ

 元世界記録保持者の加藤条治(24=日本電産サンキョー)が、五輪シーズン初戦で復活の兆しを見せた。男子500メートルで、ただ1人34秒台を連発。2本合計1分9秒87の大会新記録で2年ぶり5度目の優勝を果たした。昨季は後半戦から体幹バランスが崩れて大スランプに陥ったが、オフのトレーニングで修正。4年前、金メダル最有力候補ながら6位に終わったリベンジを、10年バンクーバー五輪で目指す。

 加藤の滑りは荒々しかった。1本目の最終コーナー。バックストレートでの勢いに乗ってカーブに突っ込む。2度バランスを崩して、左手が氷についた。それでも踏ん張った。ゴール後の掲示板には、唯一の34秒台となる34秒93が刻まれた。2本目も34秒94で、2位の及川に0秒9差をつけて圧倒的な優勝。「完全とは言えない。でもようやくトップレベルで滑れる選手になった」と、口は滑らかだった。

 昨季は自分を見失いかけた。W杯前半戦で2勝も、後半戦は大不振。「世界最速のコーナリング」と呼ばれた男が「もうカーブが自分の武器とは言えない」と自虐的になるほど、カーブで足が運べなくなった。

 明確な原因が見当たらない中、国立科学スポーツセンターのチェックで体幹バランスが右に偏っていたことが発覚。「体を一回り大きくしよう。滑りは新しいシーズンになれば直る」。オフは1カ月、故郷山形で筋トレに励んだ。服のサイズが合わなくなり、高村トレーナーが「(ハンマー投げの)室伏のよう」と言うほど、肉体が変わった。

 そして五輪シーズン初戦で、いきなり復調気配を漂わせた。所属先の今村監督は「粗っぽいレースだった。でもコーナリングは本来のキレの良さが戻ってきた」と認めた。現在の浅田真央並みの国民的期待を受けながら6位に終わったトリノ五輪から4年。「トリノはトリノで終わったこと。悔しさをバンクーバーにつなげるとかはない」。過去は引きずらず、新たな思いで、五輪に挑む。【広重竜太郎】

 [2009年10月24日7時55分 紙面から]


関連ニュース


このニュースには全0件の日記があります。


ソーシャルブックマークへ投稿

  • Yahoo!ブックマークに登録
  • はてなブックマークに追加
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿

ソーシャルブックマークとは


キーワード:

加藤条治


ここからフッターエリア

nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。
(C)2026,Nikkan Sports News.