スピードスケート

　美帆がカナダの全国紙で「１面デビュー」した。スピードスケートの日本史上最年少五輪代表の高木美帆（１５＝北海道・札内中３年）が６日付の「ザ・グローブ・アンド・メール」紙のフロントページに写真が大きく掲載された。もっとも名前の記載はなく、五輪用の写真として取り上げられただけ。それでも約９０万部の発行を誇るカナダ有数の全国紙にデカデカと掲載され、インパクトは十分。「自分はメーンじゃないでしょう。たまたまかな。ちょっと悪いことはできないかな」と笑った。

　五輪会場２日目の練習も、合間に先輩たちと記念写真を撮るなどリラックス。目の前に「会いたい」と話していた黒人史上初の冬季五輪メダリストのシャニー・デービス（米国）も滑っていたが「近寄れない」と遠慮してしまった。今後は団体追い抜きの練習は行われず、１０日の記録会に出場し調整。美帆の五輪デビューが近づいてきている。

　［2010年2月8日9時44分　紙面から］

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