スピードスケート

　バンクーバー五輪スピードスケート男子５００メートルで銀メダルを獲得した長島圭一郎（２７）の故郷、北海道池田町は「ワインの町」としても知られ、快挙に記念ボトルも作られることが濃厚になった。１６日、パブリックビューイングが開催され、会場には早朝から約２５０人が詰めかけた。長島、及川、太田３選手の母校池田高吹奏楽部による校歌生演奏で幕を開け、長島が２位に入ると地鳴りのような大歓声、興奮はピークに達した。池田高の中村広治校長（６０）は「すごい名誉。定年前に最高の思い出をもらいました」と声を震わせた。

　会場では、同町ならではの“振る舞いスパークリング”もあった。町のシンボルでもあるワイン城を運営するブドウ酒研究所では、銀メダル記念ワインを作り、施設内のショップでは記念セールも開催する予定だ。同研究所の内藤彰彦課長（５５）は「すでに（長島の）ご両親から（五輪出場の）記念ワインの注文を受けてますが、今回の快挙を祝う記念ボトルもぜひ作りたい」と話していた。【奥村晶治】

　［2010年2月17日8時47分　紙面から］

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