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レース3時間後に長島、加藤の恩師葬儀

 長島圭一郎と加藤条治がメダルを獲得した約3時間後、長野県諏訪市のえこうホール諏訪では、2人が所属するスケート部を長く支えた元三協精機製作所(現日本電産サンキョー)社長の小口雄三(おぐち・ゆうぞう)氏の葬儀が営まれた。

 小口氏は14日午前10時24分、心不全のため長野県長和町の病院で死去。69歳だった。97年から04年まで三協精機の社長を務め、1957年(昭32)の設立と、実業団で最も古い歴史を持つスケート部の活動をサポート。厳しい経営環境で工場の閉鎖を含む業績改善に取り組む中、社内から廃部の声が出た時期も「わが社の重要な文化」として、活動継続を支援した。

 今五輪の日本選手団には同社から今村監督、男子の長島、加藤、小原と女子の吉井が出場。スケート部の新井滋平部長によると、レース前だったため、今村監督らには小口氏が亡くなったということは伝えなかったという。同部長は「苦しい経営状況の中でサポートしてくれた。メダル獲得を喜んでくれたでしょう」と、しみじみと話した。

 小口氏が活動継続を決断しなければ、2人のメダリスト誕生はなかったかもしれない。

 [2010年2月17日7時40分 紙面から]


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