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韓倒4強!格上消えあるぞ金/Sスケート

左から田畑、小平、穂積。右端は1回戦のメンバーから外れた高木(共同)
左から田畑、小平、穂積。右端は1回戦のメンバーから外れた高木(共同)

<バンクーバー五輪・スピードスケート:女子団体追い抜き>◇26日(日本時間27日)◇五輪オーバル

 スピードスケート女子団体追い抜きで日本がメダルに王手をかけた。26日(日本時間27日)の1回戦で、韓国に約4秒差をつける快勝で準決勝に進んだ。今季W杯ランク3位の日本は、27日(同28日)の準決勝で同9位ポーランドと対戦し、勝てば決勝でドイツと米国の勝者とぶつかる。強敵のカナダとロシアが敗れる波乱もあり、前回トリノ大会から採用された種目で、今大会の日本勢初の金メダルが見えてきた。男子は1回戦で米国に敗れ、7、8位決定戦に回った。

 日本の波長が重なり合った。序盤は格下の韓国にリードを許す展開も、冷静な読みはぶれない。「韓国は落ちてくるので大丈夫」(田畑)。先頭に立った田畑がラップを28秒台に上げ、中盤から小平がスピードを維持し、無駄のない先頭交代で韓国を逆転した。最後はコーチの指示で流しても4秒差以上の快勝。準決勝以降に向けて脚力を残す完ぺきなレースだった。

 小平は「力むと最後は落ちてしまうリンク。きれいなレースができたチームが勝つ。そういう心を1つにすることは日本の得意分野」と自信を見せた。タイムで争う個人種目と違い、対戦チームとの勝負。団結力がものをいう。コース脇ではコーチが○×ボードを持って経過の優劣を伝えた。出場メンバーから外れた15歳の高木は、残り何周かを伝える伝令役。全員が役割をこなして勝利した。

 追い風が吹いている。W杯ランク3位の日本は、準決勝は2位のロシアとの対戦が予想されたが、まさかの敗退で9位ポーランド戦に。反対側ブロックでは優勝候補の大本命で、世界記録を持つカナダが米国に敗れた。日本の女子スピードスケート史上初の金メダルへ、一気に道が開けた。

 前回トリノ五輪では転倒者が出て4位に泣いた。日本選手団の鈴木恵一総監督は「トリノは寄せ集め」と言うようにほとんど練習の機会はなし。だが今回は所属の垣根を越えて、一昨年10月から定期的に行った。

 経験豊富な田畑、しっかり者の小平、天然キャラの穂積。控えの中学生高木もいい味を出して好ムード。前日にミーティングの内容を報道陣に聞かれた穂積は「特に何も言われてません」と話すと、高木から「たくさん話してましたよ」と横から鋭いツッコミ。周囲を笑いの渦に巻き込むなど、リラックスしている。

 今季のW杯3戦で4強に残ったポーランド、米国、ドイツのうち、タイムで負けたのはドイツに1戦あるだけ。穂積は「五輪は何が起こるか分からない」と油断はない。「トリノでなくしたものを拾いたいとみんな思っている」(羽田コーチ)。一番光り輝くメダルを拾い上げるかもしれない。【広重竜太郎】

 [2010年2月28日9時44分 紙面から]


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