後半の伸びは並じゃない/Sスケート女子1000m
2010年2月20日
<バンクーバー五輪・スピードスケート:女子1000メートル>◇18日(日本時間19日)◇五輪オーバル
高木美帆(15=北海道・札内中)は硬くなっていたのか、スタートでスピードに乗り切れなかった。ただ、ラスト2周目は伸びやかな滑りになった。緊張していた部分は中学生だなと思うが、後半でラップをそれほど落とさなかったところは、やはり並の中学生ではない。後半の滑りは21日の1500メートルに生きてくる。1度レースを経験したし、楽しみになったと思う。
小平はガチガチだった初戦の500メートルから動きが一変した。1度経験して吹っ切れたんだと思う。小さくまとまってしまっていたフォームが、大きくなっていた。1戦1戦成長しているなと感じた。
心配なのは吉井だ。自信を持っていた種目だけに、このままでは怖い。1500メートルまでに練習とリフレッシュで悪いイメージをぬぐい去ってほしい。周囲のスタッフのコミュニケーションとサポートが大事になってくる。(ソルトレークシティー五輪1万メートル4位、日本スケート連盟強化委員)
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