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アルペン男子回転の皆川賢太郎(32=竹村総合設備)が2日、2大会連続となる夫婦同時の五輪出場に意欲を見せた。帰国直後の成田空港で「同じ夢を持って歩めれば楽しい。(2人で)節制できる毎日は、なかなか人生で味わえない」と、現役続行に意気込むとともに、妻で女子モーグルで4位入賞の上村愛子(30)と一緒に五輪に再挑戦したい、との希望を口にした。
トリノ五輪4位を上回る成績を目指した今五輪は、1回目の約10秒でコースアウトして途中棄権に終わった。五輪を最後の国際大会と位置付けているとみられていたが、この日は「悔しい気持ちが大きい。4年後に挑戦できる体なのかチェックしたい」。4月ごろに両ひざなどの古傷を医師に診てもらい、来季は国内大会に出場したいと明言。上村とは今シーズン終了後、じっくりと話し合いたいとの意向を示した。
「メダルを持って帰れなくて残念」と話す上村は、6、7日に行われるW杯猪苗代大会に出場するため、3日に現地入りする。今後については「ソチ五輪に出るなら、トップ選手でないと意味がないし、絶対に1番を取りたい。その力があるのか、ゆっくり考えたい」と話すにとどめた。【田口潤】