ショートトラック |
ショートトラック日本代表が、5大会ぶりに個人種目で入賞なしの惨敗に終わった。この日は男子500メートルで吉沢純平、女子1000メートルで小沢美夏がともに準々決勝敗退。ほとんど後方からのレースを強いられ、完敗だった。
全日程が終了し、結局入賞したのは女子3000メートルリレーの7位だけ。柏原幹史監督は「最悪の結果。少なくとも1、2人は入賞してくれる期待を持っていた。桜井が中心だったが、中心人物が1番不調で誤算だった」と厳しい表情で振り返った。
今五輪に向け、過去にない強化を図った。08年に強豪韓国から2年契約で金善台コーチを招聘(しょうへい)。1年中、合宿を行って猛練習で強化し、桜井美馬など若手エースも誕生した。だが代表指導歴の浅い金コーチは五輪本番では指示が不徹底になるなど、未熟な面も見せた。柏原監督は「今夜、(日本選手団団長で日本スケート連盟の)橋本会長に経緯と今後のことを報告したい」と話した。