ジャンプ

葛西をかわし優勝した伊東はガッツポーズ

＜スキー・ジャンプ：ＨＢＣ杯＞◇１１日◇札幌・大倉山（ＨＳ１３４メートル、Ｋ点１２０メートル）

　４人で争う決勝で伊東大貴（２４＝雪印）が、１２２メートルを飛び、１１５・６点で初優勝した。国内唯一の１６人で争うノックアウト方式による賞金大会で１００万円を獲得。２位には葛西紀明（土屋ホーム）、３位に岡部孝信（雪印）、４位に竹内択（北野建設）が入り、１０年バンクーバー五輪代表を確実にしている選手が上位を独占した。栃本翔平（雪印）は、準決勝で竹内に敗れた。女子は渡瀬あゆみ（神戸クリニック）が勝った。

　国内２戦で連続２位に甘んじていた伊東が、絶好調の葛西を破ってうっぷんを晴らした。雪が降り積もる悪条件だった決勝で、ただ１人Ｋ点を越える１２２メートル。それでも「いい風をもらって飛べた。内容はいいとは言えない」。Ｗ杯遠征で助走路での姿勢にズレが生じ、自分のジャンプができなくなった。五輪に向けて「やることは分かっている。目線やお尻の高さなど確認していきたい」と話した。

　［2010年1月12日8時44分　紙面から］

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