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スノボHP国母がW杯出発

 06年トリノ五輪スノーボード・ハーフパイプ(HP)代表の国母和宏(21=東海大)が、超大技「ダブルコーク」の習得に手応えをつかんだ。全日本チームの選手6人は28日、W杯ザースフェー大会(11月4、5日)に向け、スイスへ出発した。国母は、26日まで約3週間のニュージーランド合宿で、ダブルコークに挑戦。「手応えはありました。それがないと、絶対に勝てないジャッジングになっている。やらないと点が出ない」と話した。

 横に3回転しながら、縦に2回転するダブルコークは、8月のW杯開幕戦で優勝したトリノ五輪金メダルのショーン・ホワイト(米国)が披露し、周囲を驚かせた。同大会で日本人最高の3位に入った国母は「W杯では試さない。前後の技を考えて入れたい」と、本番での秘密兵器にする考えを示した。

 [2009年10月29日9時40分 紙面から]


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