ノルディック複合

個人ノーマルヒルで７位に入り、笑顔を見せる小林範仁（共同）

＜バンクーバー五輪：ノルディック複合＞◇１４日（日本時間１５日）◇ウィスラー五輪公園

　日本のエース小林範仁（２７＝東京美装）が７位入賞を果たした。苦手な前半ジャンプ（ＨＳ１０６メートル、Ｋ点９５メートル）で９９メートルを飛び、首位と５８秒差の１２位と好位置で折り返した。後半距離（１０キロ）は目立ちたがり屋の血が騒ぎ、８・５キロ付近でスパート。「ハートが『行け、行け』と。目立つチャンスだと思った」。８人の首位集団から抜けだし、約１０メートル離した。しかし、９キロすぎの上りでトップを譲るとずるずると後退。最後はひざに手をつきながらゴールした。「我慢して出なければ、最後まで接戦だったかも。こういうレースができたので、団体につながる」と前向きに話した。

　［2010年2月15日17時34分］

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