アルペン

　バンクーバー五輪で４大会連続の出場を果たすアルペンスキーの皆川賢太郎（３２＝竹村総合設備）が今季限りで引退することが１日、分かった。０６年１２月に前十字靱帯（じんたい）を断裂した右ひざの痛みが癒えず、現役続行が無理と判断。２７日（日本時間２８日）の同五輪の回転が海外では最後のレースとなる。

　皆川は１７３センチとアルペン選手では小柄ながら、９９～００年のＷ杯で従来より極端に短いカービングスキーを使いこなして６位に２度入った。０２年３月に左ひざの前十字靱帯を断裂する大けがを負ったが、トリノ五輪では４位に食い込み、アルペンの日本勢では猪谷千春の銀メダル以来５０年ぶりの入賞を遂げた。

　今季は五輪の選考５レースで日本勢２番手の成績を残して代表入りし、昨年６月に結婚したモーグル女子の上村愛子（北野建設）と夫婦そろって五輪に出場する。皆川は２日に帰国、６日から新潟県苗場で最終調整を行う。

　［2010年2月2日8時1分　紙面から］

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