このページの先頭



ここからこのページの本文


カーリング

Curling
  1. トップ
  2. ニュース
  3. 写真ニュース
  4. スコア速報
  5. 結果
  6. 選手名鑑
  7. 競技メモ

涙のマリリン2大会連続五輪/カーリング

応援団の拍手に笑顔を見せる近江谷(左)と本橋(撮影・上田博志)
応援団の拍手に笑顔を見せる近江谷(左)と本橋(撮影・上田博志)

<カーリング:五輪代表決定戦>◇第2ラウンド第1、2試合◇3日目◇7日◇青森市スポーツ会館カーリングホール

 マリリン五輪だ! チーム青森がチーム長野に2連勝し、2勝のアドバンテージを含め4勝を挙げ、トリノ五輪から2大会連続での代表になった。セカンド本橋麻里(23=常呂高出)も2大会連続の五輪を決めた。午前中の第1試合を延長の末7-6で制すと、その勢いのまま午後の第2試合は第8エンドで12-3と9点差をつけ、チーム長野がギブアップ。敗者から握手を求められると本橋は、目頭をぬぐった。「前回とは違う喜び。感謝の気持ちを五輪で示したい」と話した。

 苦しみの4年間だった。トリノ五輪で7位に入り一躍時の人になったが、中心だったスキップ(主将)の小野寺歩、サードの林弓枝が抜け、チームは一から出発した。それでも世間からは「女王」と言われ、注目は本橋に集まった。プレッシャーの毎日。「マリリン」の愛称だけが1人歩きした。「自分の思うこととのギャップに悩んだ」と笑顔の裏の胸の内を明かした。

 手を差し伸べてくれたのも小野寺と林の2人だった。今でも会えば昔のように話し、メールもする仲。今の状況を伝えると「緊張しないでがんばりなさい」と激励された。シンプルだが、同じ境遇だった2人からの言葉に救われた。昨年2月の日本選手権で4連覇を達成。支えてくれた人たちに恥じない結果を残した。

 前回五輪後はサードを任されてきたが、10月のカナダ遠征から近江谷杏菜がサードに入り元のポジションのセカンドに戻った。「ポジションでも成績でもリベンジしたい」。マリリンがバンクーバーで届かなかったメダルへ再び挑戦する。【松末守司】

 [2009年11月8日12時18分 紙面から]


関連ニュース


このニュースには全0件の日記があります。


ソーシャルブックマークへ投稿

  • Yahoo!ブックマークに登録
  • はてなブックマークに追加
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿

ソーシャルブックマークとは


キーワード:

本橋麻里


ここからフッターエリア

nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。
(C)2024,Nikkan Sports News.