カーリング

　１０年バンクーバー五輪カーリング代表のチーム青森が１０日、北見市の常呂カーリングホールで行っている合宿を公開した。７日から始まった同合宿では、９８年長野五輪代表の敦賀信人ら男子チームと試合を重ねてきた。本橋麻里（２３）は「毎日、男子と対戦している。攻撃のバリエーションが多く海外の女子選手と似ている」と常呂合宿の効果を話した。

　青森にいては実戦形式での練習はほとんどできないが本橋、近江谷杏奈（２０）の地元、常呂なら十数チームあり、練習相手にこと欠かない。五輪経験のある敦賀らがいる男子チームと１４日までの１週間で９試合をこなすハードな日程だが、国内最後の合宿で最高の環境が用意された。

　この日、約１時間の練習を終え、会見に臨んだ本橋は「地元はリラックスできる。みんなが応援してくれているので励みになります」と、約１年ぶりの帰省で決意を新たにした。チームは１１月のパシフィック選手権（長野）で世界王者の中国に敗れたとはいえ、２位に入り、五輪に向けて順調に調子を上げてきている。本橋は「あと２カ月心の準備もしっかりやってきたい」。故郷のバックアップを力に大舞台へ向かう。【松末守司】

　［2009年12月11日11時26分　紙面から］

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