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フィギュア高橋がファイナル出場に意欲

スケートカナダの公式練習で調整する高橋大輔(共同)
スケートカナダの公式練習で調整する高橋大輔(共同)

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦、スケートカナダは20日にカナダのキッチナーで開幕し、日本の高橋大輔(関大大学院)と鈴木明子(邦和スポーツランド)がファイナル(12月3日開幕・東京)の切符を狙う。高橋は2位以内、鈴木は4位以内が自力での進出条件となる。

 19日の公式練習を終えた高橋は「体というか頭が動かなかった」と時差ぼけに苦笑いを浮かべた。リンクはプロアイスホッケー仕様で通常よりも幅が4メートル狭く「壁にぶつかりそうでコースを変えなきゃいけない」とも。

 ジャンプはまだ本調子ではないが、表情は明るい。「場数をたくさん踏みたいし、大きい舞台でやれるのは大事」と、シリーズの上位6選手で争うファイナル出場に意欲を見せた。

 勢いに乗る鈴木は「どういう滑りが試合でできるか楽しみ」と自信を漂わせた。第3戦の中国杯でGP初優勝を果たした後、トリノ五輪の金メダリスト、荒川静香さんから「重圧を感じるのは悪いことではない」と電話で助言され、気持ちが軽くなったという。

 スケートカナダは6年前にGPデビュー戦になるはずが、摂食障害で欠場せざるを得なかった大会だ。目標はもちろん初のファイナル進出だが、「無事に滑ることができれば、また前に進める」と平常心で臨む。

 [2009年11月20日10時26分]


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