フィギュア

練習を終えロシアの宿舎に常設された金属探知機の中を笑顔で通る浅田

　【モスクワ２１日＝高田文太】ライバルに完敗した嫌なムードは、ピンクで明るく吹き飛ばす！　フィギュアスケート女子の浅田真央（１９＝中京大）が、２３日開幕のロシア杯でョートプログラム（ＳＰ）の衣装を替えることになった。浅田の和田マネジャーが「今回はＳＰの衣装が替わります。色はピンク？　そんな感じですね」と明かした。

　１６日のフランス杯ＳＰでは、花をあしらった薄い水色の衣装で臨んだ。だが金妍児（韓国）に１７・１２点、フリーと合わせた総合では３６・０４点と、ともに過去最大差をつけられた。ロシア杯後に今季ＳＰの曲を「仮面舞踏会」をエキシビションの「カプリース」へ変更を計画しているが、その前にまず衣装を替えて心機一転をはかる。

　衣装で印象が変われば、フランス杯ＳＰで金と３・１２点も差がついた、表現力の得点が上昇する可能性もある。フリーでは３日のジャパンオープンとフランス杯で衣装を替えて、演技内容も好転している。衣装替えは験直しの意味も込められている。

　［2009年10月22日8時38分　紙面から］

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