フィギュア
Figure Skating織田首位ジャンプすべて成功/フィギュア
<フィギュアスケート:中国杯>◇初日◇30日◇北京◇男子ショートプログラム
男子ショートプログラム(SP)で、第1戦のフランス杯に続くGP2連勝を目指す織田信成(関大)が83・35点で首位に立った。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を含むすべてのジャンプを決めるほぼ完ぺきな演技で、80・80点で3位だった昨季の世界選手権王者ライサチェク(米国)らをリードした。
2位で号泣したフランス杯のSPとは対照的な笑顔だった。織田はテンポの速い「死の舞踏」を演じきると、頭上で両手をたたいた。芸術点では5項目のうち4項目に7点台をそろえ、自己ベストに0・20点と迫る演技。「フランス杯(のSP)は2位だったのでうれしい。今回は落ち着いてできた」と胸を張った。
公式練習で失敗が目立った冒頭の3回転半ジャンプを決めると、勢いがつきすぎて体勢が崩れかけた3回転ルッツの着氷で踏ん張り、後ろに3回転もつけた。フランス杯後、映像などで自分の演技をチェックした成果を見せ、フランス杯のように滑りが音楽とずれることもなかった。
05年NHK杯、06年スケートアメリカと08年NHK杯、そして今年のフランス杯とGPシリーズ通算4勝。しかし、まだ、1シーズンGP2勝は経験がない。バンクーバー五輪の代表内定や、五輪本番でのメダル獲得に向けて「最終滑走のフリーで重圧に勝ってこそ強くなる。勝っていい形で五輪につなげたい」。31日のフリーで07年の高橋大輔に続く日本人2人目のGP2連勝を狙っていく。
フリーでは、フランス杯では調子が上がらずに回避した4回転ジャンプに挑戦する。今季現役に復帰したトリノ五輪王者のプルシェンコは、先週のロシア杯で軽々と決めて優勝している。「五輪の表彰台に上がるには4回転(ジャンプ)は必要。しばらく試合がなくなるので4回転に挑戦したい」と、力強く言い切った。
[2009年10月31日8時6分 紙面から]
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