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Figure Skating真央と聖子に強力ホットライン開通
フィギュアスケート女子の浅田真央(19=中京大)と日本スケート連盟の橋本聖子会長(45)に、強力な「ホットライン」が開通した。NHK杯を視察した橋本会長は8日、先月下旬に愛知・中京大を訪れた際、浅田と携帯電話の番号を交換したと明かした。日本人最多の夏冬7度の五輪出場の経験をもとに悩みなどを聞き、金メダル候補として重圧がかかる浅田をフォローしたい意向だ。アイスダンスでは、母親が日本人の姉弟、キャシー・リード、クリス・リード組(さいたまク)は合計147・53点で7位だった。
NHK杯の会場で約17分間続いた橋本会長の会見は、ほとんどが浅田に対するメッセージだった。浅田のように大きな期待を背負って五輪に挑んだ経験がある。連盟の会長として、五輪の日本選手団長として、何よりも同じアスリートとして浅田を気遣っていた。
10月31日に中京大を訪れた際には、約6時間もリンクに滞在。練習の合間に話し合い、携帯電話の番号も交換したという。
橋本会長 スピードスケートは知っている選手が多くて、困った時に海外からメールをしてきたり、みんなダイレクトに連絡してくる。「喝」を入れることもある。真央ちゃんも必要であればいつでも。心のよりどころとしてくれる以上、できる限り対応したい。やっぱり現場重視だから。
会った際には「食事の取り方」「コンディショニングの仕方」など、浅田から積極的に質問が出たという。橋本会長は「バイオリズムというのは自分で作り上げるもの」と、調子の波をコントロールした経験を披露するなど話が弾んだ。10月のフランス杯で2位、続くロシア杯はシニア転向後最悪の5位と苦闘が続くが、本人の明るい振る舞いに、橋本会長は「大丈夫だと確信している」と話した。
橋本会長 フルに活用してもらいたい。精神力をどうやって高めていくか。その舞台に立った人間しか分からない部分があるので、そこは相談に乗りやすいと思う。選手は命がけ。その命がけをサポートしたい。
五輪を知り尽くした橋本会長は、いつでも浅田からの着信を待っている。【高田文太】
[2009年11月9日10時13分 紙面から]
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