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高橋SP2位、小差好発進/フィギュア

2位となった高橋の演技(共同)
2位となった高橋の演技(共同)

<フィギュアスケート:スケートカナダ>◇初日◇20日◇カナダ・キッチナー

 男子ショートプログラム(SP)で、高橋大輔(23=関大大学院)が76・30点で2位発進した。ジャンプで回転不足と判定されるなどミスも出たが、79・00点で首位のアボット(米国)に小差の2・70点差。フリーで07年12月のNHK杯以来、2季ぶりのGPシリーズ優勝を目指す。女子SPは鈴木明子(24=邦和スポーツランド)が53・10点で8位。今大会で高橋は2位以内、鈴木は4位以内に入れば、自力でのGPファイナル(12月3日開幕、東京)進出が決まる。

 高橋が、2季ぶりのGPシリーズ優勝を射程圏にとらえた。冒頭に予定していた2連続3回転の後半ジャンプは、回転不足と判定された。得意のステップでも取りこぼした。それでも終わってみれば、首位アボットとは2・70点の小差。「上にいる方が安心して次に臨める」。4位に終わった2週間前のNHK杯のSPよりも得点は低かったが、ライバルのミスもあって好位置につけ、逆転への手ごたえを感じていた。

 時差ぼけに苦しみ「練習も頭が集中しきれてなかった」と振り返る。通常より幅が4メートル狭い、アイスホッケー規格のリンクに対応しきれていなかった。それでも指導する長光歌子コーチは「どんな状態でも最低ラインはこのくらい、というのが見えた。1つ1つが収穫になっている」と評価した。右ひざの大けがで昨季は全戦欠場したが、表現力を示す5項目の得点は男子12選手中2番目と、故障前と変わらず高い評価を得ている。

 今大会2位以内で、来年のバンクーバー五輪代表の選考を兼ねたGPファイナルへの出場が決まる。昨季を棒に振っただけに、国際大会の成績に応じて与えられるポイントが少ない。五輪のSPはポイントの少ない選手から順に滑り、ポイント上位6人による最終グループに入らなければメダルに届かないという傾向がある。GPシリーズの2倍のポイントが加算されるGPファイナルは、他の選手以上に重要になる。

 4回転ジャンプを組み込み、4分30秒を超えるフリーでは、本人もまだ「予測不能」という体力が試される。「明日は観客を盛り上げる演技ができればいい」。優勝で完全復活をアピールしたいところだ。

 [2009年11月22日9時39分 紙面から]


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