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余裕のヨナ来日「真央は五輪出てくる」

来日した金妍児は笑顔で手を振る(撮影・柴田隆二)
来日した金妍児は笑顔で手を振る(撮影・柴田隆二)

 フィギュアスケート世界女王の金妍児(19=韓国)が、今季不振が続くライバル浅田真央(19=中京大)にエールを送った。GPシリーズ6戦の成績上位6選手による、GPファイナル(3日開幕、東京・代々木第1体育館)出場のため1日、練習拠点のカナダ・トロントから来日した。すでに来年2月のバンクーバー五輪出場を決めている金は、今大会の出場権を逃した浅田の五輪切符獲得を応援。五輪での対決を心待ちにしていた。

 2年ぶりに来日した金の表情は、まるで母国に帰ってきたかのように明るかった。成田空港の「到着」と書かれたボードの前に立ち止まり、待ち構えた日韓合わせて約50人の報道陣の前でポーズ。集まった約200人のファンには笑顔を振りまいた。今大会不在の浅田について話が及ぶと「真央選手は非常にいい選手。今は調子が悪くて、GPファイナルに出ることができないのは残念。でもスケーティングのうまい選手なので、五輪には必ず出てくると思っている」とエール。女王の貫禄(かんろく)を漂わせた。

 金は今季開幕前に五輪代表を決めていた。韓国フィギュア界で、世界と戦えるのは金1人。「国民の妹」と呼ばれ、期待を一身に受ける半面、代表選考で異論が出ることはない。五輪切符確保という別の重圧と戦う浅田と、互いに初の五輪で決着をつけたいという気持ちが、エールとなって表れた。

 今大会が五輪前最後の大会で、残る2カ月余りはじっくりと五輪に向けた調整ができる。今大会終了後は母国に立ち寄らず、トロントにとんぼ返りして練習漬けとなる予定。それでも「今はエネルギーに満ちあふれている」と、意欲的だ。

 2週間前の練習中に、左足のスケート靴に不具合が生じた。通常はシーズンを通して同じ靴を履くが、不測の事態にも「2週間練習してきたので問題ない。ミスは気にしない」と、堂々と答えた。たとえジャンプで失敗しても、今年は歴代世界最高得点を次々と更新してきた自信がある。昨年は地元韓国で浅田に逆転優勝を許したが、今年は逆に日本勢の地元で、2年ぶり3度目の優勝を狙う。

 [2009年12月2日8時20分 紙面から]


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