フィギュア
Figure SkatingヨナSP首位7試合で止まる/フィギュア
<フィギュアスケート:GPファイナル>◇2日目◇4日◇東京・代々木第1体育館
今季GPシリーズ2戦を圧倒的な強さで制し、世界歴代最高記録を次々と塗り替えた女王の金妍児(19=韓国)の牙城が崩れた。11月のGPスケートアメリカで記録した世界歴代最高点の76・28点に遠く及ばない65・64点。昨季から続けていた国際大会でのSP首位は7試合で止まった。
最大の原因はジャンプの失敗だった。3度のジャンプのうち、最初のトリプルルッツ、トリプルトーループのコンビネーションは2つ目が回転不足。続くトリプルフリップは、わずか1回転になった。「練習でもミスはするし、失望はしていない」。それでも、動揺は隠せなかった。
本番直前、練習で派手に転倒していた。横腹をつき「あの感覚が、本番で体を硬くした」と当惑した。幼少時から親しんだ「007」でセクシーなボンドガールになりきろうとしたが、表現力評価は金にしては低い7点台中盤もあった。
金のSP首位陥落は、シニア大会では5位に沈んだ08年3月の世界選手権以来8戦ぶり4度目。しかし過去3大会はいずれもフリーで1位となり、うち2大会は総合優勝。「今夜演技を見直す。フリーは別の競技だと思って臨みたい」。力を出し切り、表彰台の一番上にある指定席に返り咲くつもりだ。【鎌田良美】
[2009年12月5日9時21分 紙面から]
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