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真央、ヨナ打倒の3カ条

 五輪でヨナに勝つ !  浅田真央(19=中京大)にとって、バンクーバーでの最大のライバルは同じ90年9月生まれの金妍児(19=韓国)となる。シニア転向後の通算成績は浅田の3勝5敗。現在は3連敗中だが、浅田の自滅が主な敗因だ。今季の演技要素点を比べるとSPでは金に0・5点劣るが、フリーとの合計は1・85点も上回る。金メダルへの3カ条をクリアすれば、浅田は勝てる。

 次は金メダルへの戦いだ。浅田の前に最も大きく立ちはだかるのが、直接対決で3連敗中の金。その最大のライバルと表現力を除いた演技要素点を比べれば、勝つ要素が見えた。ともにスピンやステップなどで最高評価のレベル4を獲得したとするとSP、フリーの合計では基礎点で1・85点も浅田が高い。3回転半を計3度も組み込んだ高難度の構成は、世界女王の金にとっては脅威。勝利への3カ条が浮かび上がった。

  (1)SP首位を逃しても 演技要素点を比べると、SPに関しては金の方が0・5点高い。今月上旬のGPファイナルこそミスして安藤に次ぐ2位となったが、SPで絶対的な強さを発揮して先行逃げ切りというのが、金陣営の思惑だ。だが浅田も小差で食いついていけば、精神的に重圧を感じやすい金がフリーで自滅する可能性も高い。

  (2)ジャンプがカギ ジャンプ以外の基礎点は、SPが16・5点、フリーが16・8点と、2人はまったく同じだ。明暗を分けるのは、やはりジャンプとなる。

  (3)ノーミス 浅田が常々「すべてのエレメンツ(要素)をミスなく演じ切りたい」と話す通りの演技ができれば金メダルにグッと近づく。ミスは出来栄え点でマイナス評価となったり、表現力を示す5項目の得点とも連動しているだけに、ノーミスとなれば、自然と得点が底上げされる。

 もちろん敵は金だけではない。今年3月の世界選手権で銀メダルを獲得したロシェット(カナダ)にはホームアドバンテージがあり、安藤美姫も強敵だ。初めてとなる五輪の舞台で、練習通りの力を発揮できるかが金メダルのカギを握る。

 [2009年12月28日8時4分 紙面から]


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