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Figure Skating織田信成、五輪本番で甲冑パンツ持参示唆
フィギュアスケート男子の織田信成(22=関大)が、先祖の戦国武将織田信長の甲冑(かっちゅう)を模したパンツをはいて、バンクーバー五輪に挑む。12日、大阪・関大で行われた壮行会に、同代表の高橋大輔(23=関大大学院)とともに出席。信長の「甲冑パンツ」を五輪本番に持参することを示唆した。昨春のWBC日本代表を率いた巨人原辰徳監督や、11日にWBA世界スーパーフェザー級王座を奪取した内山高志が着用して世界を制したゲンのいい「勝負パンツ」で、織田も真の天下統一を目指す。
バンクーバー五輪開幕が1カ月後に迫ったこの日、織田がとっておきの「勝負パンツ」の存在を明かした。織田信長の甲冑を模したショートとロングの2タイプのパンツで、昨年11月に製造元のログイン社から提供された。関大の壮行会に出席した織田は「メッチャかっこいい。バンクーバーに持っていこうと思う」と話した。
パンツは黒地に金が映えるデザインで、金メダルを目指す織田はすぐに気に入ったという。恐れ多くてまだ履かずに自室に飾っている。信長の17代目の末裔(まつえい)にあたる織田は、昨年、信長が亡くなった本能寺を訪れた際にもらったお守りを五輪に持参する予定。甲冑パンツは、本番での演技中にはくことも視野に入れている。
パンツは他に豊臣秀吉や徳川家康、大河ドラマで人気の直江兼続など、全10人の戦国武将の甲冑を模したものがある。信長タイプは最も人気があり、生産が追いつかないほどだが、ログイン社の野木社長から「子孫の方にはいていただけるのはありがたい」と、2枚で2万円近い高級パンツが無料で届けられた。
通常、フィギュアスケートの男子選手は、演技でも一般男性と変わらないパンツを履くという。「ゴムのきつさなど織田選手の要望に合わせて、五輪に間に合うように改良する」と同社長。織田も「うれしいです。近いうちに履かないと」と話した。
甲冑パンツはWBCで日本を優勝に導いた原監督が愛用しているといわれる。11日には同パンツをはいて計量に臨んだ内山も世界王座についた。世界一を目指す織田にとっても励みになった。この日は初詣でのおみくじが「凶」だったことを明かしたが、「それにめげずに日々精進と書いてあった」と笑い飛ばした。【高田文太】
[2010年1月13日8時48分 紙面から]
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