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NHK「金言」アナ、真央の心境思い不発

 五輪実況で数々の名言を残してきたジャパンコンソーシアム刈屋富士雄アナウンサー(49=NHKから派遣)も“不発”に終わった。26日(現地時間25日)のバンクーバー冬季五輪フィギュアスケート女子フリーを担当したが、浅田真央(19)が金メダルを逃したことで「コメントが浮かびませんでした」と中継後に明かした。一方NHKは同日、女子フィギュア中継に約350分を割き、放送を予告する新聞広告を掲載するなどの熱の入れようだった。

 数々の名実況で五輪中継の歴史を彩ってきた刈屋アナだが、今回は期待された金メダルを逃して銀メダルに終わった浅田の心境を思い、名言は生まれなかった。

 「浅田選手の演技が終わった瞬間、コメントが浮かびませんでした。演技自体は絶賛したかったのですが、浅田選手の気持ちを思うと何と表現したらいいか分かりませんでした」。刈屋アナは放送後にこう明かした。

 さらに「点数では負けましたが、人の心を揺さぶることが本質でもあるフィギュアとしては、浅田選手の演技は最高でした」と続けた。

 浅田はトリプルアクセルを2度成功させたが、後半に2度ミスをし、インタビュー中には悔し涙を流した。刈屋アナは中継中「負けたという事実を真正面から受け止める。これが浅田の強さ。次のオリンピックにつながる涙だと思います」。さらに、浅田がトリプルアクセルを成功させたことに「トリプルアクセルの価値を浅田選手があまりにも跳ぶのでみんな忘れているのかも。本当はものすごい」とたたえることに終始した。ちなみに金妍児の演技が終了したときには「水が流れるように自分の演技をしました」、得点が発表されたときには「見たこともない所まで到達しました」と実況した。

 中継後にも「インパクトは圧倒的に浅田選手の方が勝っていました。もし、選手同士を比較する昔のルールだったら、浅田選手が金メダルだったと思います」。トリプルアクセルの成功には「歴史に残る快挙で、評価され、絶賛されてもいい」とコメントした。

 刈屋アナは04年のアテネ五輪の体操男子団体決勝で「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ」などと実況し、日本金の感動を茶の間に伝えた。今回は浅田のミスと悔し涙を目の当たりにし、感動的なフレーズを生み出す状態ではなかったようだ。

 一方NHKはこの日、ニュースでの中断をはさみながらも午前8時35分から午後2時25分まで350分間フィギュアスケートを中継した。異例の長時間中継に加え、新聞には五輪中継の番組広告を掲載した。同局によると、五輪中継の広告を新聞に掲載したのは近年ではなかったという。未明には公式練習も生中継していた。【中野由喜】

 [2010年2月27日9時1分 紙面から]


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