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新採点法でハイレベルな争い/フィギュア

<バンクーバー五輪:女子フィギュアスケート>◇25日(日本時間26日)◇パシフィック・コロシアム

 金妍児(19=韓国)の総合228・56点は、自身の世界最高を18・53点も上回った。男子の世界歴代記録と比較しても13位に相当する。男子は全体の構成でジャンプの数が1つ多く、その分、女子より点が高くなる。しかし、金は、それをまったく感じさせない高得点だった。今五輪の男子に当てはめても8位の小塚と2・63点差の9位相当。前回のトリノ五輪なら銅メダルのバトル(カナダ)の227・59点を上回る。

 金の出来が完ぺきだったが、今五輪は全体的に高い得点が出る傾向にあった。金のフリーでは、めったに見られない「2点」の出来栄え点が4カ所もついた。芸術点の5項目では10点満点で8点台後半が高い点とされる中、3項目で9点台。トリノ五輪で金メダルを獲得した荒川静香の総合は191・34点。この4年間で採点規則のマイナーチェンジがあるが、今五輪に当てはめると4位で表彰台に届かない。

 これは、03-04年シーズンから導入された新採点法が、年ごとに厳密に適用されてきた結果だろう。演じる要素に1つ1つ点数をつけることで、何がよく何が悪いかが明確になった。それに選手が適応していくことで、高得点につながったとみられる。金の今回のフリー構成での満点は、この日の得点より27・44点多い177・5点。彼女が、それにどこまで近づくかも興味深い。【吉松忠弘】

 [2010年2月27日8時15分 紙面から]


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