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強すぎる愛子に不穏情報、高野コーチ懸念

 フリースタイルスキー、モーグルの世界女王・上村愛子(29=北野建設)をめぐり、不穏な情報が流れ始めた。合宿期間を延長している上村を除く全日本チームは26日、スイスから帰国。高野也寸志ヘッドコーチは、上村が強すぎるがゆえの採点の「反動」を懸念した。

 高野コーチは、今月上旬にカナダで行われた審判クリニックで「上村対策があったんじゃないか」と漏らす。参加した日本人審判からの報告によると、ターン(滑り)の採点が緩められる印象を受けたという。技術に優れる上村は、ターンが最大の得点源。ライバルの滑りが甘めに採点されると、上村との差が縮まる可能性もある。

 高野コーチは「カナダに有利な感じがする。でも、私の余計な心配であればいいと思う。ジャッジの傾向に合わせるより、4年かけてやってきたことをやり続ければいい」とも続けた。

 一方、国際スキー連盟A級ジャッジの資格を持ち、バンクーバー五輪でも審判を務める田中千香子さんは、上村への採点の反動について「あるわけない。採点は、昨季と変わっていません。クリニックを受けた人の感覚によるズレがあったのかもしれない」と指摘した。田中氏はカナダでのクリニックには不参加だったが、世界4カ所で行われる会議の内容や使われる映像は同じで、公平という。

 五輪イヤーになれば、情報戦もシビアになり、強い精神力がカギになる。惑わされるよりもまず、自分の滑りを極めるしかない。【佐々木一郎】

 [2009年10月27日7時17分 紙面から]


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