スケルトン
Skeletonステッカー張り忘れ失格/スケルトン
<バンクーバー五輪・スケルトン:女子>◇18日(日本時間19日)◇ウィスラー・スライディングセンター
スケルトン女子1回戦で、五輪初出場の小室希(24=仙台大大学院)が滑走前に規定違反で失格となった。小室のそり国際連盟の規格にそったものであることを証明するステッカーが張られていなかった。
このステッカーはスケルトンW杯に出場する際にも必要なものだが、日本チーム関係者によれば、小室がそりに張っていたスポンサーステッカーを外した際、勘違いして国際連盟のものも外したという。高橋監督は「W杯からそのまま張られていると思った。気付かなかった責任の重さを感じる」と謝罪。一方で同監督は国際連盟が承認したそりの車体番号を把握していることから、小室のそりが規格に適合していることが証明される可能性があったとして、今回の失格を抗議する文書を提出したことを明かした。
小室のショックは大きかった。ジャケットのフードを目深にかぶり、報道陣に「ごめんなさい」と話し、関係者に肩を抱かれながら会場を離れた。100メートル走を12秒台で走る自慢のスピードを武器とする小室は、大学の先輩にあたるスケルトン男子の第一人者、越にコース取りを聞くなどして本番に備えていたが、滑ることなく初五輪を終えた。
15日にはリュージュ女子1人乗り1回戦で、安田文(北海道連盟)が装着できる重りの超過違反で失格となった。リュージュ、ボブスレーなどのそり系競技は、行政刷新会議の事業仕分けで「マイナー競技に補助が必要か」と名指しで指摘された。競技関係者は異議を唱えていたが、度重なる失態発覚でイメージは悪くなってしまった。
[2010年2月20日7時33分 紙面から]
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