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清水2位、苦悩続く/Sスケート

<スピードスケート:帯広の森競技会>◇14日◇明治北海道十勝オーバル

 今季道内開幕戦で五輪金メダリストの清水宏保(35=コジマ)は、男子500メートル2回合計1分11秒47(1回目35秒64、2回目35秒83)で2位に終わった。W杯前半戦代表から漏れ、10年バンクーバー五輪代表へ黄信号が灯る現状。表彰台を確保したとはいえ、優勝した小原唯志(日本電産サンキョー)に0秒89差と復活の道はいまだ開けてはこない。

 自慢のロケットスタートが影を潜めた。清水は1回目こそ最初の100メートルを9秒69で入ったものの、2回目は1回目同様、小原と同走だったが9秒81(小原は9秒73)と出遅れ、後半もスピードに乗り切れなかった。ゴール後、満足そうな表情でリンクを周回する勝者とは対照的に苦悶(くもん)に満ちた表情を浮かべた。11位(500メートル)に沈んだ10月の全日本距離別選手権から清水は「変わらない感じ」と話し、表彰台の上では1度も笑顔を見せなかった。

 試行錯誤を続けている。日本シリーズの真っ最中だった6日には、札幌市内にあるプロ野球・日本ハムの寮を訪ね、中垣征一郎チーフトレーナーに助言を受けた。関節や体の動きなどを学び「生かし切れてないけど、いいアドバイスをもらった」と手ごたえもつかんでいる。

 13日のW杯ヘーレンフェイン大会(オランダ)の男子500メートルで長島圭一郎(日本電産サンキョー)が通算8勝目を上げ、ほぼ五輪代表を確実にした。海外組は順調に調子を上げており危機感をより募らせるが、五輪代表入りへ、下を向くわけにはいかない。

 今後、21日開幕の苫小牧ハイランド競技会(苫小牧)から12月4日の浅間選抜(松本)まで4週連続で国内大会に出場する。一線級がほとんど出場しないが、12月の五輪代表選考競技会(長野)に合わせるためにはプライドをかなぐり捨てて復活を目指すしかない。清水は「後半に向けて徐々に調子が上がってくれば」と、国内行脚でどん底からはい上がるつもりだ。【松末守司】

 [2009年11月15日11時56分 紙面から]


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