スピードスケート

Speed Skating

小平、実績積み上げ当確／Ｗ杯Ｓスケート

＜Ｗ杯スピードスケート：ソルトレークシティー大会＞◇２日目◇１２日（日本時間１３日）◇米ユタ州ソルトレークシティー

　女子の新エース小平奈緒（相沢病院）も五輪初出場を決めた。５００メートルを欠場して臨んだ１５００メートルで、１分５６秒１０と自己記録を更新したが１２位。それでも今季は１１月の開幕戦ベルリン大会で５００メートル３位、１０００メートル２位と日本人女子５年ぶりのダブル表彰台を達成するなど、実績を積み上げた。「小学校の運動会でリレーの選手に選ばれたような感じ。ワクワクしている」と初々しく話した。

　欧州と北米を遠征する約１カ月半の長期ロードも苦にならなかった。癒やしアイテムもスケートだった。就寝前にカナダのクラッセンがトリノ五輪女子１５００メートルで金メダルを獲得した時と、世界記録を樹立した時のレースの映像を飽きることなく見返した。「見ていると安心して寝られるんです」と屈託なく笑う。

　メダル獲得が期待される団体追い抜きも合わせて最大４種目での出場が期待される。「（信州大監督の）結城先生からは『五輪はＷ杯と同じ。メダルを取る選手はどの大会も同じ気持ちで臨む』と言われています」。五輪でもスケートを存分に楽しめれば、メダルも夢ではない。

　［2009年12月14日9時40分　紙面から］