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スケート金スーツ股間の逆三角形が力の源

 バンクーバー五輪男子500メートルで長島圭一郎(27)が銀、加藤条治(25)が銅と、日本に一気に2つのメダルをもたらしたスピードスケート陣が着ていた金色のスーツに話題が集まっている。ひときわ注目されているのが股間(こかん)部分で、インターネット上などでは「スーツの下に、ひもパンをはいているみたい」との声もあがる。開発、デザインした大手スポーツ用品メーカーのミズノによると、この「ひもパン」にも速さの秘密が隠されていた。

 長島、加藤のダブルメダルが決定すると、ミズノ東京本社は拍手と歓声で沸いた。同社は日本を代表するメーカーとして、88年カルガリー五輪からスピード陣のレーシングスーツの開発、デザインを担当。広報宣伝部の松田正さんは「スポーツ会社にとっても五輪は最大のイベントです。私たちが開発した製品で選手が結果を出してくれることが何よりうれしい」と笑顔がはじけた。

 鮮やかな金色と胸部分のへび模様が斬新なこの勝負服、思わぬところで話題になっている。逆三角形の特徴的な股間部について、ネット上で「15歳の高木(美帆)選手が『ひもパン』をはいている」「セクシーすぎる」などの書き込みが相次いだ。これは伸縮性のある素材「トリコット」と伸縮しにくい素材「ウレタンラミネート」の継ぎ目が「ひも」に見えるだけのことだが、実はこの「継ぎ目」に速さの秘密が隠されていた。

 スーツは、02年ソルトレーク五輪では14のパーツを組み合わせて作られていた。前回06年のトリノ五輪は44パーツに増えた。今回の日本のスーツは4つの素材を組み合わせ、使用パーツは男子で53パーツ(女子54パーツ)に上る。02年ソルトレーク五輪からは3倍に増えた。継ぎ目が必然的に多くなるが、その継ぎ目にできる突起が「発生する空気の渦を通常のスーツより後ろに作り、選手が後方に引っ張られる力を抑える効果がある」(ミズノ)という。

 重さもわずか297グラムで、空気抵抗はトリノ時に比べて約5%減。53パーツをつなぎ合わせるために1着につき約500メートルの糸を使用するなど、まさに技術の粋を尽くした「継ぎはぎ」スーツなのだ。もちろん非売品だが、市販するなら1着8万~10万円ほどになるという。ミズノの松田さんは「長島選手、加藤選手に続いて、高木選手らにもこのスーツを着てどんどんメダルを取ってほしい」とさらに期待を込めていた。【石井康夫】

 [2010年2月17日8時46分 紙面から]


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