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クラマー前代未聞の失格劇/Sスケート

クラマーに指示を出すケムケルス・コーチ(AP)
クラマーに指示を出すケムケルス・コーチ(AP)

<バンクーバー五輪・スピードスケート:男子1万メートル>◇23日(日本時間24日)◇五輪オーバル

 前代未聞の失格劇が起きた。世界新記録保持者のスベン・クラマー(23=オランダ)が17周目にコース変更を誤り、2周続けてインコースを滑る走路違反。李承勲が出した12分58秒55の五輪新記録を、4秒05上回るタイムで滑り切ったが、失格という残酷な通告を受け、思わずサングラスを放り投げた。

 原因はケムケルス・コーチの勘違い。「イン」を指示する同コーチの声に「彼を信じた。瞬時に判断しなくてはならなかった」とクラマー。だが、好ラップを刻んでも、場内は異様にざわめくだけだ。レース終盤に、観客席で恋人が頭を抱えているのを見て、「何か悪いことが起きている」と感づいたが、遅かった。

 クラマーは1万メートルではここ3年間無敗で、既に優勝した5000メートルとの2冠を狙っていた。「普段他人を責めることはしないが、今回はそうせざるを得ない」と怒りは隠せない。ケムケルス・コーチは「災難のような過ち」とうちひしがれた。同コーチは、88年カルガリー五輪の5000メートル銅メダリストで、指導者としても多くのメダリストを育成した。その名将の一瞬のミスが、スケート王国の英雄から名誉も記録も奪ってしまった。

 [2010年2月25日9時17分 紙面から]


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