スピードスケート

　女子団体追い抜きのメンバーで日本女子史上最高成績の銀メダルを獲得した穂積雅子（２３＝ダイチ）が海外武者修行へ意欲を示した。２月２８日（日本時間１日）、バンクーバー市内で田畑、小平とともに歓喜のメダル獲得から一夜明け会見を行った。今後について穂積は「海外の選手の練習法を身近に見たい。国内だけでなく、トップの海外の強い選手と一緒にトレーニングすることを考えている。（羽田）監督と話し合っていきたい」と明かした。

　個人種目では３０００メートル６位、５０００メートル７位。日本人女子の長距離種目でのダブル入賞は山本宏美、橋本聖子に続き３人目の快挙だった。だがメダル獲得へ世界との差がまだあるのも事実。その差を埋めるピースとして海外での修行を考えている。「今度どうしたら強くなれるのか、しっかり考えさせられる五輪だった」。初舞台で見えた収穫を今後生かしていくつもりだ。

　［2010年3月2日9時9分　紙面から］

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