クロスカントリー

　女子２０キロリレーで日本（夏見円、石田正子＝以上ＪＲ北海道、福田修子＝岐阜日野自動車、柏原理子＝早大）は後半に力尽き、５７分４０秒４で９位に終わった。ノルウェーが５５分１９秒５で２６年ぶりに制し、アンカーのビョルゲンは個人種目と合わせ今大会３個目の金メダルを獲得した。２位はドイツ、３位はフィンランドだった。日本は第１走者の夏見が６位、第２走者の石田が５位と健闘したが、福田とアンカーの柏原で順位を落とした。

　集大成と決めていた３度目の五輪で日本のエース夏見が、エースの意地を見せた。メダルを狙った１７日のスプリントは２７位、団体スプリントは１３位と奮わず、涙にくれた。雪辱を期したこの日、１走を務めトップから１５秒９差の６位で２走の石田にタッチした。「やっとチームに貢献できる走りができた。悔しいレースが続いたので無我夢中で走りました」と今大会最終レースを笑顔で締めくくった。今後については「まだ考えていない」と明言を避けた。

　［2010年2月27日8時21分　紙面から］

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