真央銀、ヨナ金、美姫5位/26日結果
バンクーバー冬季五輪14日目の25日(日本時間26日)、フィギュアスケート女子はフリーを行い、浅田真央(中京大)が合計205・50点の自己最高点で銀メダルを獲得した。ショートプログラム(SP)首位だった韓国の19歳、金妍児(キム・ヨナ)がSPに続いて世界歴代最高を更新する228・56点で韓国フィギュア初の金メダルを獲得した。
SP2位の浅田はラフマニノフの前奏曲「鐘」に乗って演技し、五輪史上初となる2度のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に成功したが、後半ミスが出て得点が伸びなかった。前回トリノ五輪の荒川静香に続く日本勢の2大会連続金メダルはならなかった。
3位は地元カナダのジョアニー・ロシェット(24)。SP4位の安藤美姫(トヨタ自動車)は188・86点で5位、鈴木明子(邦和スポーツランド)は181・44点で8位に入賞した。
今大会の日本選手団ではスピードスケート男子500メートルで長島圭一郎(日本電産サンキョー)の銀、加藤条治(同)の銅、フィギュア男子の高橋大輔(関大大学院)の銅に続く4個目のメダル獲得となった。
日本のフィギュア陣にとっては、1992年アルベールビル五輪女子で銀メダルの伊藤みどり、トリノ五輪女子で金の荒川、今回男子の高橋に次いで4個目のメダル。
ノルディックスキー複合の個人ラージヒルは渡部暁斗(早大)の9位が日本勢最高。前半ジャンプで9位につけた渡部は、後半距離でも同じ順位でゴールした。ジャンプ6位のビル・デモングが優勝し、米国勢として複合初の金メダルを手にした。
ジャンプ34位の湊祐介(東京美装)が順位を上げて26位。小林範仁(東京美装)は27位、加藤大平(サッポロノルディックク)は30位だった。距離女子20キロリレーの日本は9位。
[2010年2月26日14時38分]
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