アイスホッケー
Ice Hockey競技メモ
アイスホッケーとは
氷上の格闘技といわれるほど激しいコンタクトの多い競技。98年長野五輪からプロ選手の出場が認められており、NHLなどで活躍するトップ選手が出場するようになった。現在では冬季五輪の中でも注目度の高い競技のひとつ。
ルール
- ホッケーリンクと呼ばれる氷を張った専用の競技場で行われ、相手ゴールに長い棒(スティック)を使って、黒い円盤(パック)を入れれば1得点。
- 第1~3ピリオド(各20分間)での合計得点の多いチームが勝ち。第3ピリオドが終了して同点の場合は先に得点したチームが勝ちとなる5分間のサドンビクトリー方式による延長戦を行う。それでも勝敗がつかない場合は、ゲームウイニングショット戦(ペナルティーショット戦)で勝敗を決する。
- 国際ルールによる試合では1チーム22人までベンチ入りでき、氷上に1度に出ることができる選手はゴールキーパーを含め6人。選手交代はいつ、何人行なってもよい。競技の特性上、体力消耗が激しく選手の審判に知らせる必要もないため、選手は頻繁に入れ替わる。
- ポジションの構成は、攻撃陣にセンター1人と左右のウイング、守備陣にディフェンス2人とゴールキーパー1人が一般的な形だ。
- 相手に体当たりして弾き飛ばすことをチェックといい、パックを保持している選手に対してのみ行うことが許され(保持している選手が相手を弾き返すのは可)、保持していない選手に行なうとペナルティになる。肘(ひじ)から先や脚を使うことは認められない。
- 反則の危険度によってペナルティの重さが決まる。ペナルティを取られた選手は、一時的に退場となりペナルティボックスへ決められた時間入る。反則したチームは、ペナルティ時間中は少ない人数で戦わなくてはならない。
競技の見どころ
男子はNHLのトップ選手のプレーに注目だ。メダルに近い国として、攻撃陣にオベチキン、マルキンらを擁する世界選手権2連覇のロシア、ホームアドバンテージのある開催国カナダなどが挙げられる。
歴史
男子は1924年シャモニー大会より冬季オリンピックの種目となっている。日本男子は過去8回出場していて、60年スコーバレー大会の8位が最高の成績。
プロ選手の出場が認められた98年長野大会はチェコ、02年ソルトレイクシティ大会はカナダ、06年トリノ大会はスウェーデンが金メダルを獲得した。
女子は98年長野大会で採用され、日本は開催国枠で出場し6位になった。
日本代表選手とライバル
男子、女子とも開催国枠で出場した98年の長野五輪以降3大会連続予選敗退で出場を逃している。