このページの先頭



ここからこのページの本文


  1. トップ
  2. ニュース
  3. 写真ニュース
  4. 結果
  5. 選手名鑑
  6. 競技メモ

リュージュ日本初メダルへ最先端宇宙そり

リュージュのキャラクターグッズに笑顔を見せる原田窓香
リュージュのキャラクターグッズに笑顔を見せる原田窓香

 10年バンクーバー五輪でメダル獲得を目指すリュージュの日本代表チームが、宇宙開発の先端技術を導入する。9日、札幌市内で新型そりの技術検討会を行った。宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)の協力を得て、今年3月に「新型そり」の作製に着手。この日、同機構側から進ちょく状況が報告された。

 「新型そり」は人工衛星やロケットの胴体に使う最先端のカーボン素材を取り入れ、軽量、低重心化を図る。現時点ではパーツを完成させ、組み立ての段階。宇宙機構の研究開発本部の岩堀豊さんは「作るのは面白い。選手のためにやりたい」と話す。今年12月までの完成を目指す。

 海外の強豪国は自動車会社と協力して、高性能のそりを開発してきた。しかし、予算が少ない日本は、40万円ほどで購入した鉄製のそりを使用してきた。それが成績にも影響した。そこで07年の風洞実験で協力を得た宇宙機構に協力を要請。東大からも強度解析などの支援を取り付けた。そり1台の費用は素材だけで約200万円。研究費用などを含めると1000万円を超えるが、今回は研究の一環ということで、ほとんど金額は発生しないという。

 日本は初参加した72年札幌五輪以来メダル獲得はない。06年トリノ五輪13位の原田窓香(23=信州大)は「やるからにはメダルを取りたいと思っている。不可能な話ではない」と意欲を見せた。【長島一浩】

 [2009年7月10日8時3分 紙面から]


関連ニュース


このニュースには全0件の日記があります。


ソーシャルブックマークへ投稿

  • Yahoo!ブックマークに登録
  • はてなブックマークに追加
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿

ソーシャルブックマークとは


キーワード:

リュージュ


ここからフッターエリア

nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。
(C)2024,Nikkan Sports News.