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本職円盤投げ宮内ボブスレー歴5カ月五輪

ボブスレー代表の宮内の「本職」は円盤投げだ
ボブスレー代表の宮内の「本職」は円盤投げだ

 ボブスレーの男子4人乗りで競技歴5カ月の宮内優(25=モンテローザ)が、バンクーバー五輪代表に決まった。日本オリンピック委員会(JOC)は25日、ボブスレーとスケルトンの代表計7人を発表し、同五輪選手団がほぼ出そろった。陸上の投てき出身の宮内は、昨年9月の合宿で競技を始めたばかりで、夢舞台の出場権をつかんだ。45歳のスケルトン代表の越和宏(システックス)は、冬季五輪史上最年長で代表入り。今後、ボブスレー女子2人乗りが1組追加される可能性がある。

 宮内は陸上の投てき選手で、昨年6月の日本選手権では円盤投げで3位に入ったトップ選手だった。素質を見込んだボブスレー男子代表の石井監督からスカウトされ、同9月下旬に初めて代表合宿に参加した。

 「それまでそりを見たことも触ったこともありませんでした」。優香夫人(25)に勧められて本格的に始めたが、そりを押すブレーカーの走り方は陸上と違い、腕も振れない。それでも毎日3~4時間も猛練習で、12月には4人乗りで全日本選手権を制した。

 同じ陸上出身の青戸慎司と井上将憲が、98年2月の長野五輪に出場した。ただ初練習は97年6月で、8カ月での出場だった。宮内は彼らよりさらに3カ月もキャリアが短い。「こんな短期間で選ばれたのは僕の記憶ではない」と石井監督は話す。

 同じ日大陸上部OBでやり投げの村上幸史が、昨年の世界選手権で銅メダルを獲得したことにも発奮した。「今もコーチで来てくれて『頑張れよ』と激励をもらって。すごい力になりました」。優香夫人は現在、妊娠8カ月で現地に応援に行けない。「奥さんにも赤ちゃんにも、力以上のパフォーマンスで喜んでもらいたい」と大舞台での奮闘を誓った。【鎌田良美】

 [2010年1月26日8時31分 紙面から]


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