カーリング

ギブアップしスイスチームと握手を交わす本橋麻里（撮影・上田博志）

＜バンクーバー五輪・カーリング女子：スイス１０－４日本＞◇２２日（日本時間２３日）◇五輪センター

　前日のロシア戦途中からサードに復帰し、逆転劇の原動力にもなった本橋麻里（２３＝ＮＴＴラーニングシステムズ）だが、この日はショットが安定しなかった。７試合目にして初めて、ショットの正確性を現すショット率が７０％を割った。「今日はかみ合っていなかった。自分たちで形を悪くした」。特に、第４エンドの本橋の２投目は、阿部監督やリードの石崎が「作戦ミスだった」というショットになった。意思の疎通も狂いが出た。

　自力での準決勝進出は消滅したが、わずかだが可能性も残されている。「ショットの不安を取り除いて次に臨みたい」。けわしかった本橋の表情に明るさが戻った。

　［2010年2月23日21時6分］

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