カーリング

狙い所を定める目黒萌絵（撮影・上田博志）

＜バンクーバー五輪・カーリング女子：スイス１０－４日本＞◇２２日（日本時間２３日）◇五輪センター

　第４エンド。司令塔でスキップの目黒萌絵（２５＝みちのく銀行）の表情が曇った。最後のショットが短くなり、スイスにまさかの４点を献上した。「あの４点が本当に痛かった」。この日も調子が上がらずショット率は６３％。スイスのスキップ、オットは９４％をマークし、スキップ同士の対戦でも完敗だった。同エンドの本橋への２投目の指示も、阿部監督から「ショット選択のミス。なぜかは分からない」と指摘された。チームの頭脳が作戦ミスで、自らの４失点への布石をつくってしまった。

　それでも、わずかな望みを信じ、目黒は決してあきらめない。「悪いところばかり見ず、いいところもあった。あと２試合勝てば分からない」。目黒の復調が、チームの命運を握っている。

　［2010年2月23日22時20分］

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