フィギュア
Figure Skating競技メモ
フィギュアスケートとは
スピンやジャンプ、ステップなどを組み合わせ、音楽に合わせて滑走する競技。種目には、男女シングル、ペア、アイスダンスがある。
ルール
男女シングルとペアは、ショートプログラムとフリースケーティングを行い、アイスダンスはコンパルソリーダンスとオリジナルダンス、フリーダンスを行う。
男女ショートプログラム
音楽を自由に選曲し(1)アクセルジャンプ(2)ステップジャンプ(3)コンビネーションジャンプ(4)フライングスピン(5)足換えスピン(男子はキャメルやシット、女子はレイバックスピン)(6)コンビネーションスピン(7・8)男子はストレートラインやサーキュラー、サーペンタインから2種類のステップシークエンス、女子はステップシークエンスとスパイラルシークエンスの必須要素8項目を組み入れて演技を構成し滑走する。演技時間は2分50秒以内で行う。男女フリースケーティング
音楽を自由に選曲し(1)アクセルやコンビネーションジャンプ(2)フライングやコンビネーションスピン(3)ストレートラインやサーキュラーのステップシークエンス(女子はスパイラルステップも演技可能)などの要素を組み入れて自由に演技を構成し滑走する。演技時間は男子4分30秒、女子は4分。ペアショートプログラム
音楽を自由に選曲し(1)リフト(2)ツイストリフト(3)スロージャンプ(4)ソロジャンプ(5)ソロスピン(6)ペアスピン(7)デススパイラル(8)スパイラルシークエンスまたはステップシークエンスの必須要素8項目を組み入れて演技し滑走する。演技時間は2分50秒以内で行う。ペアフリースケーティング
音楽を自由に選曲し(1)リフト(2)ツイストリフト(3)スロージャンプ(4)ソロジャンプ(5)コンビネーションジャンプ(6)ソロスピン(7)ペアスピン(8)デススパイラル(9)ステップシークエンス(10)スパイラルシークエンスのなどの要素を組み入れて自由に演技を構成し滑走する。演技時間は4分30秒。
アイスダンス
コンパルソリーダンス
指定された曲で規定された演技課題で滑走する。全てのペアが同じ音楽、同じ課題で競技するために表現力(技術力)を比較しやすいダンスである。とに第1滑走組は1曲目、第2滑走組は2曲目と使用される楽曲が決まっている。オリジナルダンス
指定されたリズムからヴォーカル入りなど自由に選曲し(1・2)2種類のリフト(3)ダンススピン(4・5)2種類のステップなどの必須要素5項目を組み入れて演技し滑走する。演技時間は2分30秒。フリーダンス
ヴォーカル入りなど自由なリズムから選曲し(1)リフト4種類(2)ステップ2種類(3)スピン(4)ツイズルなどの必須要素8項目を組み入れて演技し滑走する。演技時間は4分以内で行う。
競技の見どころ
シングル、ペアーではそれぞれに得意の演技があり、その演技でどれだけ得点を挙げれるかが勝負のポイントになるが、前半のショートプログラムでどれだけリードをつけられるかがやはり重要になる。また、ペアとアイスダンスでは競技独自の要素が加わり男女の調和のとれた動きが求められる。
歴史
1908年ロンドン、20年アントワープの夏季五輪で実施されたが、24年のシャモニー大会から冬季五輪正式種目として男女シングル、ペアーが採用された。76年インスブルック大会からアイスダンスが正式種目に加わる。日本勢は欧米勢に後塵を拝していたが、女子シングルでは80年レークプラッシッド大会で渡部絵美が6位に初入賞。88年カルガリ大会では伊藤みどりが5位入賞し、92年アルベールヒル大会では銀メダルとなり初のメダルを獲得した。その後は佐藤有香や村主章枝が入賞はするが、メダルには届かなかった。06年トリノ大会で「イナバウアー」の荒川静香が初の金メダルを獲得した。男子シングルでは世界選手権やグランプリシリーズでのメダルはあるが、02年ソルトレイク大会での本田武史の4位入賞どまり。メダル獲得へ向けて男子は織田信成や高橋大輔、小塚崇彦、女子は浅田真央や安藤美姫、村主章枝がグランプリシリーズでがんばっている。
日本代表選手とライバル
男女シングルの日本代表は男子が織田信成、高橋大輔、小塚崇彦、女子は安藤美姫、浅田真央、鈴木明子。海外のライバルは、男子ではエバン・ライサチェック、ジョニー・ウエア、ジェレミー・アボット(米)やブライアン・ジュベール(仏)、エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)。女子は金妍兒(キム・ヨナ=韓国)やジョアニー・ロシェット(カナダ)、カロリーナ・コストナー(イタリア)、キャロライン・ジャン、長洲 未来(米)が有力となっている。また、アイスダンスでは米国出身のキャシー・リード、クリス・リード組の出場が決まった。