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ニッポン惨敗発進/ジャンプ

記者の質問に答えながら唇をかむ葛西(左)と15位だった伊東(共同)
記者の質問に答えながら唇をかむ葛西(左)と15位だった伊東(共同)

<バンクーバー五輪・ジャンプ:個人ノーマルヒル>◇13日(日本時間14日)◇ウィスラー五輪公園

 日の丸飛行隊がいきなりつまずいた。全競技に先駆け、スキー・ジャンプのノーマルヒル(HS106メートル、K点95メートル)が行われた。伊東大貴(24)の15位が最高で、葛西紀明(37)も17位と両エースは上位にからめなかった。

 目の前の光景をただ見つめるしかなかった。1回目10位につけた伊東は、2回目に飛距離を伸ばせず順位を落とした。優勝したアマン(スイス)らが次々と飛距離を伸ばしたのとは対照的。ガッツポーズを繰り返す王者の横で伊東は「こんなに差をつけられるとは…」とうなだれた。

 惨敗の裏にノーマルヒル(NH)での調整不足があった。NHは現在、W杯で開催しておらず、国内大会でもわずか。経験不足に輪をかけるように、NHの札幌・宮の森は使用できる日が多くはない。今季、五輪代表がNHでまとめて練習できたのは、直前の米・ソルトレークシティー合宿しかなかった。ユリアンティラ・ヘッドコーチも「日数が短く、調整が間に合わなかった」と認めた。

 ただ、後ろばかりは見ていられない。残る2戦はラージヒル。伊東は「代表として恥ずかしくないジャンプを見せたい」と雪辱を誓った。お家芸復活へ、まだあきらめるわけにはいかない。【松末守司】

 [2010年2月15日9時16分 紙面から]


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