スノーボード
Snowboard競技メモ
スノーボードとは
1枚の板上にサーフィンのような横乗りスタイルで雪上を滑走する競技。
ハーフパイプとは
1枚の板上にサーフィンのような横乗りスタイルで雪上を滑走する競技。
ルール
パラレル大回転とハーフパイプとスノーボードクロスと競技タイプの異なる3種目がある。
大回転
雪の斜面に設けられた旗門コースを滑走する。アルペンスキーの回転と比べると、標高差はやや大きく、平均斜度は18度前後と緩やかなコース。ボードに左足を前にして乗るレギュラースタンスと、右足を前に出すグーフィースタンスの2通りのスタイルがあるので、アルペンと違い左右対称のコース設定がなされている。02年のソルトレーク五輪から、大回転が2人同時に滑って勝ち抜くパラレル大回転に変更された。ハーフパイプ
鑑賞タイプで競技会出場者の中で最高得点の演技者が勝ちとなる。半円筒コースで1人ずつ滑走し、リップと呼ばれるせり上がったコースの縁を利用してジャンプや空中回転を行う。コースをジグザグに降り演技(エア)の難易度と完成度を競う。採点する審判5人が各10点満点で採点し、順位を決める。スノーボードクロス
キッカーやウェーブ、バンクなど複数の構造物のある、旗門で規制されたコースを滑走し、タイムを競ったり、複数名(一般的には4~6人)が同時に同じコースを滑走して着順を競い合う。
競技の見どころ
スキーが左右の足に1枚ずつの板をつけるのに対し、スノーボードは小型のサーフボードのような1枚の板に、左右どちらかの足が前になるように横向きになりストックを使わないのが特徴。パラレル大回転はスピード競技としての迫力、ハーフパイプはアクロバティックなジャンプなど華麗な演技が見どころ。
歴史
1960年代にアメリカのミシガン州で生まれたとされている。「スノーボード」という名称は、アメリカとカナダを中心とした北米スノーボード協会発足時、まったく新しいスポーツのジャンルとして「スノーボード」という名称に統一したことに始まる。81年にコロラド州で初の公式競技会が始まった。88年、ヨーロッパ・アメリカでワールドカップが開催された。
90年、北海道ルスツリゾートスキー場でワールドカップの一戦が開催されたのを皮切りに、毎年ヨーロッパ、アメリカ、日本において各一戦が行われるようになり、これらの大会の総合得点でワールドチャンピオンが決定されている。98年長野五輪から正式種目となった。
日本代表選手とライバル
ハーフパイプは06年トリノ五輪男子代表の国母和広(22)と、女子では18歳の岡田良菜に注目が集まる。男子ではダニー・デービスやケビン・ピアスといった米国の代表候補が故障。06年トリノ五輪男子HP金メダルのショーン・ホワイトとともに有力選手だけに、メダル争いも混とんとしそうだ。