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国母は開会式参加×、頭下げ謝罪会見

日本選手団の橋本聖子団長(左)とともに記者会見する国母(共同)
日本選手団の橋本聖子団長(左)とともに記者会見する国母(共同)

 スノーボード男子ハーフパイプ日本代表で、メダル獲得の期待がかかる国母和宏(21=東海大)が公式服装の乱れで批判されている問題で、日本選手団の橋本聖子団長は12日(日本時間13日)、国母の開会式(同日夜)への出席をやめさせると発表した。全日本スキー連盟(SAJ)は11日、国母の大会そのものへの出場を辞退させる意向を伝えたが、橋本団長の判断で競技には出場する。

 橋本団長は、国母の服装が「公人でありすべてに規律ある行動を行う」などとする選手団の行動規範に違反したとして開会式出席の自粛を決めたと説明。一方「競技で子どもたちに夢を与えるのが彼の今の最大の仕事」と競技に出場させることを決めた理由を述べた。

 記者会見した国母は「いろいろな方々にご心配とご迷惑をおかけしてすいませんでした」と頭を下げ謝罪し、17日(同18日)の競技に向け「何も変わらず自分の滑りをするだけ」と言葉少なに話した。

 萩原文和監督とコーチ2人も開会式の出席をとりやめた。

 国母は日本からバンクーバーへの移動の際に公式服装のシャツを腰から出して、ズボンを下げてはく「腰ばき」姿だった。選手村での10日の記者会見では「反省してまーす」と発言。SAJや日本オリンピック委員会(JOC)に出場をやめさせるべきだとの苦情が相次いでいた。SAJは五輪後に指導者らの処分を検討する。

 [2010年2月13日9時29分]


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