フィギュア

フリーに向けて練習する浅田真央（手前）と金妍児（撮影・上田博志）

　バンクーバー冬季五輪で注目のフィギュアスケート女子フリーを２５日（日本時間２６日）に控えた２４日、会場のパシフィック・コロシアムで公式練習があり、前日のショートプログラム（ＳＰ）を完ぺきに演技し、２位発進の浅田真央（１９＝中京大）は、トリプルアクセル（３回転半ジャンプ）を７回中６回成功と好調だった。

　ＳＰ首位の金妍児（１９＝韓国）を４・７２点差で追う浅田は、フリーで２度試みるトリプルアクセルを入念に確認。１回転半になるミスが１度あっただけで、大技の後ろに２回転をつける連続ジャンプも鮮やかに決めた。

　金妍児はＳＰで得点源になった２連続３回転ジャンプが好調。単発の３回転で２度転倒したが、すぐに修正した。

　安藤美姫（２２＝トヨタ自動車）は、４位につけたＳＰで回転不足だった２連続３回転ジャンプを、３回転－２回転に変更してチェック。ＳＰ１１位から上位を目指す鈴木明子（２４＝邦和スポーツランド）は、ジャンプが不安定で、修正に時間をかけた。

　ＳＰ３位のジョアニー・ロシェット（２４＝カナダ）、同６位の長洲未来（１６＝米国）はジャンプに切れがあった。

　２４人が出場するフリーは日本時間２６日午前１０時に始まり、１４番目の鈴木は午後０時１９分、２０番目の安藤は１時１３分、２１番目の金妍児が１時２１分、２２番目の浅田が１時２９分に演技開始予定。

　［2010年2月25日9時42分］

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